インプラント
当院のインプラント治療の特徴
特徴1.ー安全ー
当院では最新の歯科用CTを完備しております。CTを元に正確な診断・治療計画を立案し、カウンセリングを行います。難しいケースではサージカルガイドという装置を作成し、より正確にインプラントが埋入できる準備が出来ております。
特徴2.ー安心ー
当院では埋入したインプラント体に対しては、10年という長期の保証をしております。また、インプラントに対する磨きかたの指導なども適切に行います。メインテナンスにも力を入れておりますので安心のアフターフォローをいたします。
特徴3.ー豊富な経験と知識ー
当院の院長は抜歯などの外科手術や、インプラント治療を非常に得意としており経験も豊富です。状態にもよりますが、骨が薄い部分に骨増生を行い、インプラントを入れることも出来ます。まずはカウンセリングをお勧めいたします。
特徴4ー明確な費用ー
費用が明確なインプラント治療を行います。インプラント治療が一通り終わってみると、総額が思ったより高かったというトラブルが多いようです。当院ではオペ前に総額のお見積りを提示し、納得して頂いた上で治療を開始いたします。
使用しているインプラントの
種類と特徴
インプラントの種類
- 京セラ(国産)
- ストローマン(スイス)
京セラの特徴
国産メーカーのインプラント
- 1978年に日本で初めてインプラントを販売した国産メーカーです。国産メーカーの中では国内シェアNo1という実績があります。HAコーティングという表面性状で顎の骨とインプラントの早い結合を誘導します。
日本人の顎のサイズや骨質に適したインプラントを国内工場で製品化しており、当院ではメインで取り扱っているインプラントになります。 - 1954年に創業し、世界No1シェアになっているスイスのインプラントメーカーです。インプラント埋入、定着後から10年後の生存率は98.8%と高い定着率を誇っています。インプラントの表面がSLAという特殊な表面性状となっており、これにより高い成功率を保っています。
ストローマンの特徴
世界No1シェアのインプラント
※京セラ、ストローマンは共にインプラントと被せ物を止めるスクリュー(ネジ)のドライバーの種類が同一の物を使用できる為、もし転勤などをした際にも多くの歯科医院で対応が可能となります。
ガイデッドサージェリー
当院ではインプラント治療においてより安心・安全なガイデッドサージェリーにも対応しております。 iCAT社のランドマークガイドというガイドを導入しております。
ガイデッドサージェリーとは
- 3次元的な術前の画像診断(歯科用CT)によって得たデータを元にインプラントの埋入する位置を予め担当ドクターによって決定し、その決められたポジションに正しく・ズレることなく埋入することの出来るテンプレート(ガイド)を作成して、そのテンプレートを手術時に装着してドリリングからインプラント体の埋入まで全ての手術の工程まで行います。
ガイデッドサージェリーには最初のドリリングのみ使用できるシングルガイドとインプラント体の埋入まで全ての工程で使用できるフルガイドがありますが、当院ではガイドを作成する際は全てフルガイドでの作成をしております。
シングルガイドに比べるとフルガイドの方が作成費が高いのですが、その分安全に手術を実施できるため、フルガイドを使用しております。
インプラントの埋入本数が多い場合や神経との距離が近いケース、難易度の高いケースでは特にガイデッドサージェリーの使用がお勧めです。 - 神経や血管の損傷などのリスクが軽減できる
- 医学的に正しい位置に埋入が可能
- 外科的侵襲や痛みを軽減できるケースがある
- 作成まで時間がかかる(3週間程度)
-
歯科用CTによる術前診断、
カウンセリング -
口腔内スキャナーによる
スキャニング(3週間程度) - ガイド作成
- インプラント手術
痛みや外科的侵襲を軽減可能なケースも
術前の画像診断にて骨の量が足りているケースに限定されますが、フラップレスという歯肉を大きく開かずに手術が可能な場合もあります。その場合は従来の方法に比べて外科的侵襲は少なくすることが出来ます。
ガイデッドサージェリーの
メリット・デメリット
メリット
デメリット
ガイデッドサージェリーの治療の流れ
インプラント治療の流れ
カウンセリングから
メインテナンスまでの流れ
- 検査、診断 当院では可能な限りご自身の歯を残すことを試みます。歯を残すことがどうしても難しい場合や既に歯を失っている場合に、1つの手段としてインプラント治療があります。現病歴や服用薬、骨の厚みのチェックなどを行なった上でインプラントが可能かどうかを診断します。
-
カウンセリング
いくつかの治療プランの提示やインプラントのメリット・デメリットなどを説明します。当院ではこのカウンセリングの時点で総額のお見積りをお出しいたします。後から追加で費用が掛かることはありませんのでご安心下さい。
また、治療計画やお見積りを見て頂きインプラント以外の治療方法の選択をすることも可能です。 - オペ前説明 手術前にオペの計画や、手術後の掃除の方法についての説明、リスクなどの説明などを行い最終準備をします。
-
1次手術(フィクスチャー埋入)
歯肉(歯ぐき)を開いてフィクスチャーを埋入して歯肉を糸で縫います。手術はケースによりますが1~3時間程度です。日帰りの手術となります。通常の麻酔で手術中はほとんど痛みは出ません。
手術が怖い方などは通常の麻酔と併用して、麻酔科のドクターを外部から呼び、静脈内鎮静法(セデーション)を行うことも可能です。全身麻酔とは異なりますが、意識のレベルを落として寝ている間に手術が終わったような感覚になります。 - 消毒ー翌日~3日以内
- 抜糸(糸抜き)ー約1~2週間後
- 2次手術(2回法の場合)ー約2~6ヶ月後 下顎2~3ヶ月、上顎3~6ヶ月程度、骨にしっかり結合するまで時間を置く必要があります。2次手術は2回法の場合に必要となります。歯肉を切ってインプラントの頭部分を出します。そこにヒーリングキャップという帽子のような物を装着します。※1回法の場合2次手術は必要ありません。
- 仮歯の型取りー約2週間後(省略できることもあります)
- 仮歯のセットー更に約2週間後(省略できることもあります)
- 最終的な被せ物の型取りー約2週間後
-
最終的な被せ物のセット
約2週間後 これで治療が終わりになります。インプラントは1次手術から最終的な被せ物が入るまで3~8ヶ月程度かかります。今後、何十年と使用する人工の新しい歯になりますのでエビデンスに基づいたしっかりとした手順のもと治療すべきと考えており、どうしても時間がかかってしますのです。
インプラント治療のメリット
メリット1.周りの歯を削らない
歯を失った際にブリッジ治療を選択した場合、隣りの歯を削らないといけません。特に未処置の歯を削るのは勿体無い行為だと思います。
金属の被せ物は適合や変形などの問題から、平均8年程度で再度虫歯になってしまう可能性があるとされています。実は入れ歯であっても少し隣りの歯を削らないといけません。インプラントであれば綺麗な状態のまま使用できます。
メリット2.
周りの歯の負担を軽減できる
ブリッジ治療では、本来失った歯の部分で負担していた咬合力を支えとなる周りの歯が支えなければいけません。単純計算でも1.5~2倍の力が支えとなる歯に負荷がかかっています。過度な力により、根っこが割れてしまったり、金属の被せ物の場合は金属がたわんで変形してしまいます。
インプラントであればそれぞれが1歯分の負担で済みます。
メリット3.噛み心地
インプラントでは天然の歯と同等の噛み心地が得られます。ブリッジも本数にもよりますが、天然の歯の8~9割程度の噛み心地が得られます。(その代わり周りの歯の負担が増えます)
入れ歯に至っては天然の歯と比べると3割程度の噛み心地しか得られないとされています。衣・食・住の食の部分に大きく関わる噛み心地です。入れ歯からインプラントへ変えることでQOLの向上を図ることも出来ます。
インプラント治療のデメリット
デメリット1.外科処置が必要
インプラントは骨の中にチタン製の人工歯根(フィクスチャー)を埋め込む治療です。手術中は麻酔が効いているので痛みはほとんどありませんが、手術を行うこと自体が怖い方もいると思います。
手術後、場合によっては腫れや痛み、内出血などが起こることがあります。神経を傷つけてしまうと麻痺が出たりしてしまいます。
対処法
通常の虫歯治療で行う浸潤麻酔という種類の麻酔でも手術はほとんど痛みなく実施できます。しかし当院では手術が怖い方や希望の方には麻酔科の専門医のドクターと提携しており、静脈内鎮静法(セデーション)という麻酔のもと手術することも可能です。
個人差はありますが、寝ている間に手術が終わったと感じる方が多い方法です。
デメリット2.治療期間が長い
インプラントは治療してすぐに被せ物が入るわけではありません。骨の状態にもよりますが、最低2ヶ月程度は骨としっかり結合するのを待つ時間が必要となります。
ただし、ブリッジや入れ歯であっても歯肉(歯ぐき)が治るのを1~2ヶ月待たないといけない場合もあるので、これから抜歯が必要な方は治療期間がさほど変わらない場合もあります。
対処法
見た目や噛み合わせを早期に改善する必要がある場合には、仮歯や仮の入れ歯を作ることも出来ます。見た目の部分をカバーしながらインプラント治療をお望みの方はご相談下さい。
デメリット3.
インプラントが出来ない場合がある
骨粗鬆症の方や重度の糖尿病の方、金属アレルギーの方などはお身体や薬との関係でインプラントが出来ない場合があります。
また、骨増生によるインプラントも行ってはおりますが、極度に骨の薄い場合や他の治療方法の方が向いている場合はブリッジや入れ歯などの治療法を勧める場合もございます。
対処法
病気の詳細や飲んでいるお薬の種類をお聞かせ下さい。インプラント手術の可否を判断いたします。また主治医の方にインプラントの可否を尋ねることも出来ます。
金属アレルギーの方もアレルギー反応の出る金属の種類を調べて頂き、インプラントで使用する金属にアレルギー反応が出なければ、インプラント治療が可能な場合があります。(過去に金属アレルギーの方の対応もしております)
インプラントのよくある質問
インプラント寿命について
インプラントの10~15年の累積残存率は上顎で約90%、下顎で94%程度です。20年でも約70%程度残るという報告があります。また、インプラントや滅菌技術は日々進化しており、今後の統計では更に寿命は延びていくであろうとされています。
インプラントが
ダメになってしまう理由
インプラントは他の治療法と比べても寿命の長い治療法ですが、トラブルによりダメになってしまう場合もあります。
細菌感染(インプラント周囲炎)
インプラントは金属の人工歯根(フィクスチャー)部分とセラミックの被せ物からなるので、虫歯にはならないですが、骨と人工歯根(フィクスチャー)の間に細菌感染が起きてしまうと、治療が成功してもインプラントの脱落を招くこともあります。
治療の技術不足
インプラントの寿命には治療の技術も影響しています。長く使っていくためには歯科医院・歯科医師選びも重要になります。
破損の際の保証については?
人工歯根(フィクスチャー)部分に関しては10年保証です。トラブルが起きないようには努めますが、万が一の際は10年間何度でも無料での保証対応となります。
被せ物(セラミック)部分に関しては5年保証です。※当院での定期メインテナンスを最低でも6ヶ月に1度程度受けて頂いた方が対象になります。
インプラントが難しいケースについて
- 骨が極端に薄い方、少ない方
- 高血圧(180/110mmHg)以上
- 重度の糖尿病の方
- ヘビースモーカーの方
- 重度の歯周病など
インプラントの治療費について
インプラント1本トータル40万円です。
人工歯根(フィクスチャー)から土台(アバットメント)、被せ物まで全て含んでいます。歯が複数ない方は歯を失った数×40万円ではありません。インプラントのブリッジやインプラントオーバーデンチャーにすることなどで費用を抑えられる方法があります。
骨が薄い又は少ない場合は追加で人工骨やサージカルガイドの作成が必要な場合がありますが、必ずカウンセリングの時点でお見積もりを提示し、後から追加料金がかかることはありません。
インプラントをご検討の方へ
遠方の友人などに尋ねられた際は下記に該当するドクターや医院が良いのではないかと答えています。
- 納得できるまで丁寧に説明してくれるドクター
- 日々勉強を行なっているドクター
- 拡大鏡(高倍率ルーペ)を使用しているドクター
- 口腔内の写真を撮っているドクター
日々医療は進化しているので、学会や勉強会(セミナー)に積極的に参加し、最新の情報や技術を患者様へ提供できるようにすべきと考えております。当院のドクターは全て4項目を遵守して治療しておりますので、ご安心ください。