歯ぎしり

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは

無意識のうちに食いしばったり、ギリギリしてしまうなど、上下の歯が不必要に接触している状態を歯ぎしり(ブラキシズム)と言います。一般的によく知られているのはギリギリと音のする歯ぎしりですが、音のしない歯ぎしりもあるので自覚症状や、周りの人に指摘されたことがなくても注意が必要です。夜寝ている際はが特に意識することが難しく、個人差はありますがほぼ全員の方が歯ぎしりをしていると言われています。

歯ぎしりが起こる原因

詳しい原因は分かっていませんが、ストレスなどに起因しているともされています。夜間の歯ぎしりは全ての人で起きており、その強弱にストレスや睡眠の質が関係しているのではないかと考えます。

歯ぎしりをそのまま
放置すると?

歯ぎしりをそのまま放置すると?

歯ぎしりをそのまま放置すると下記のような二次障害が引き起こされる可能性があります。

  1. 歯への障害 歯が擦り減ってしまいます。擦り減るのは噛み合わる部分だけではなく、歯の根本付近に応力が集中するため、くさび状欠損という状態になることもあります。どちらも初期段階では症状はなく、ある程度進行してくると知覚過敏の症状が出始めます。

    噛み合わせの変化

    更に進行してしまうと噛み合わせが変化してしまいます。噛み合わせが悪くなると、以前のように噛みづらくなったり、顎が痛くなったりしてしまいます。特に歯並びの悪い方は全ての歯が接触しておらず、一部の歯で噛んでいることが多く、接触している歯の負担が歯並びの良い方に比べると大きくなってしまいます。
  2. 歯の周りの組織への影響 歯ぎしりは歯が擦り減るだけでなく、歯の周りの組織も破壊してしまうことがあります。歯周病は歯肉炎、歯周炎、咬合性外傷という3種類があります。一般的に歯周病は歯磨き不足で起こると思われがちですが、この中の咬合性外傷と歯周病は特に密接に関係しています。過度な咬合力や不適切な噛み合わせによって起こります。
  3. 顎関節への障害 顎にとって理想の下顎の位置(ポジション)は上下の歯が2mm程度開いた状態です。歯ぎしりしている状態は顎にとってはとても負担の大きいポジションのため、歯ぎしりが原因で顎が痛くなったり、カクカクしたりする顎関節症になることがあります。

歯ぎしりセルフチェック

以下に当てはまる方は、強い歯ぎしりをしている可能性があります。

  • 歯の表面がすり減っている(特に犬歯)
  • 歯の根元が削れている
  • 朝起きた時に顎や歯が痛い、もしくは疲れている
  • 集中すると食いしばっている

歯ぎしりの主な種類

歯の擦り合わせ(グラインディング)

ギリギリと音がするため、1番有名な歯ぎしりの種類です。横にギリギリと擦り合わせるため、歯が摩耗しやすいです。周りの方に指摘されることも多いので気付きやすい種類とも言えます。

歯の噛みしめ(クレンチング)

音が鳴らず、グーっと力をかけて食いしばるタイプの歯ぎしりです。とても強い力がかかりやすく、体重の2~3倍の力がかかると言われています。音が鳴らないため、自覚症状も他人から指摘されることもなく、大きな負荷が歯や歯周組織にかかるので、とても厄介な種類の歯ぎしりです。

歯を鳴らす(タッピング)

カチカチカチと名の通りタッピングするような歯ぎしりの種類です。前者2つの歯ぎしりよりは負荷は少ないですが、音がなるため、周りの方に指摘されることが多いタイプです。

歯ぎしり治療について

歯ぎしり治療について

歯ぎしりに対してどんな治療を行いますか?

基本的にマウスピースの装着を行う治療をお勧めしています。

当院のマウスピースはハードタイプというものを使用し、完成した物をただお渡しするだけではなく、患者様ひとりひとりの噛み合わせに30~60分程かけて、しっかりとオーダーメイドで調整することで歯や顎への負担を限りなく少なくします。(保険治療:3割負担の方で6000円程度です)歯ぎしりによる擦り減りが重度の方は噛み合わせの再構築を行う処置も行っております。また、歯並びが悪いことで一部の歯に強く負荷がかかってしまっておりお困りの方は、矯正治療を行うことも出来ますので、お気軽にご相談下さい。

歯ぎしり治療の流れ

まずはご相談ください

どのような治療が必要なのか、どのような治療が向いているのか、分からない方が多いと思いますのでまずはお気軽にご相談下さい。

  1. マウスピースによる治療の場合
    まずは虫歯のチェック
    まずは虫歯のチェックをします。マウスピースを作成した後に、大きな虫歯があり、治療をして歯の形が変わってしまうとマウスピースが入らなくなってしまう為です。マウスピースを作成しても問題ない状況であれば、マウスピースの型取りをします。 次回来院時にマウスピースの装着をします。1人1人オーダーメイドでお口の中で調整を行うため、60分程お時間がかかります。(歯並びや噛み合わせの状況によってお時間が多少前後いたします)実際に数日使用して頂き、問題が無ければ経過観察となります。 マウスピースによる治療
  2. 歯ぎしりによって擦り減りが重度の方、歯並びを根本的に治したい方
    検査・診断を行います
    レントゲンや口腔内写真など必要な検査を行った上で正確な診断を致します。正確な診断を元に、いくつかの治療プランを提案させて頂きます。丁寧なカウンセリングを行った後、治療を開始いたします。 レントゲンや口腔内写真
武蔵境すきっぷ通り歯科 武蔵境すきっぷ通り歯科

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